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見学会

これまでの見学先

このプロジェクトをとおして、わたしたちは廃棄物がどのように処理されているのか、興味を持つようになりました。そこで、それぞれの廃棄物の処理施設を継続的に見学しています。

これまでの見学先2010年6月11日 (独)日本原子力研究開発機構 東濃地科学センター2009年9月9日 リサイクル施設見学会2009年6月15日 (社)日本アイソトープ協会 滝沢研究所見学会

これまでの見学先

2010年 2009年

2010年

開催日 見学先 詳細
2010.06.11 (独)日本原子力研究開発機構 東濃地科学センター
・ペレトロン年代測定装置(岐阜県土岐市)
・瑞浪超深地層研究所(地上設備、研究坑道)
(岐阜県瑞浪市)

2009年

開催日 見学先 詳細
2009.09.09 リサイクル施設見学会
2009.06.15 (社)日本アイソトープ協会 滝沢研究所見学会

2010年6月11日 (独)日本原子力研究開発機構 東濃地科学センター

6月というのに真夏のような気候の中、名古屋駅に集合した19名は、バスに乗り換え、一路「東濃地科学センター」に向かいました。今回、東濃地科学センターでは、岐阜県土岐市にある「ペレトロン年代測定装置と、岐阜県瑞浪市にある「瑞浪超深地層研究所」の2か所を見学しました。

最初に、土岐市にある「ペレトロン年代測定装置(炭素-14年代測定法)」を見学しました。ペレトロンは、試料中に含まれる極微量の放射性同位体の量と割合を測定する装置です。ご存じのとおり、、自然界では極微量の放射性同位体が生成され、時間とともに壊変して量が減少していくことが知られていますが、試料中の同位体の量を測定することで、同位体が取り込まれた年代を測定することが可能になるのです。

試料は、水や化石等であり、大学や研究施設、幌延にある地下研究所のほか、仏像や古文書などの年代測定にも利用されているとのことでした。年間900年弱の測定を行っているそうです。

午後からは、瑞浪超深地層研究所を訪問しました。ここでは、高レベル放射性廃棄物を深い地下に、安全に処分するための様々な研究がおこなれていますが、今回は、深度300mの研究アクセス坑道(幅4m、高さ3m)を見学しました。毎分100mのゆっくりした速度のエレベーターで現場に向かい、全長約100mの研究アクセス坑道を歩きました。地下掘削で、最大の課題は地下水(湧水)だそうですが、掘削前から水の湧出を押える対策をとったり、坑道脇の側溝に傾斜をつけて地下水を集める仕組みを施していました。

実際の現場は、湿度が高く蒸し暑かったのですが、地下300mとは思えないような、荘厳な雰囲気と、きれいに整備された坑道が印象的でした。この施設は、今後、原子力以外の分野を含め、多方面の研究機関に利用してもらう計画もあるとのことでした。

2009年9月9日 リサイクル施設見学会

「スーパーエコタウン事業」は、平成18年より東京都江東区の中防埋立地域の内側と、同大田区の城南島地域に廃棄物処理事業者を誘致し、都内から排出される産業廃棄物を都内で処理することを目的として東京都により進められてきた事業です。9月9日、「東京スーパーエコタウン」内にある東京臨海リサイクルパワー(株)と(株)リーテムを見学してきました

東京臨海リサイクルパワー株式会社

東京臨海リサイクルパワー㈱は、廃棄物を適切に焼却処理すると共に、金属類やスラグなどの副産物の再利用によるマテリアルリサイクルと、焼却時に発生する排熱を利用した発電によるサーマルリサイクルを同時に行う「スーパーエコプラント」を持ち、スーパーエコタウン事業の中でもその事業規模は大きなものとなっています。

株式会社リーテム

株式会社リーテムは東京の他に水戸に工場を持ち、産業廃棄物のうち、主に金属系廃棄物の処理を行う廃情報機器類等リサイクル会社です。対象は、自動販売機、パソコン、基盤、机の金属等多岐に渡ります。

2009年6月15日 (社)日本アイソトープ協会 滝沢研究所見学会

岩手県の滝沢村にある滝沢研究所は、全国の病院など日本で発生するすべての医療アイソトープ(RI;放射性同位元素)廃棄物の国内唯一の処理施設のほか、サイクロトロン(*)を用いた核医学施設を有し、医療RIの廃棄物処理の流れに加え、製造や利用研究についても学ぶことのできる施設です。
廃棄物処理施設「茅記念滝沢研究所」では、全国の約1,500もの医療機関から集めた固体廃棄物を焼却やプレスで減容した後、処理済み廃棄物体として保管しています。廃棄物の約8割は可燃物(紙類、布類等)と難燃物(注射器などのプラスチック製品やゴム・ポリ製品)で、現在は、年間に50L容器1万本の廃棄物を焼却処理により200L容器数10本に減容しているとのことでした(減容率は1/150)。廃棄物に含まれる核種の半減期は短く、見学には特段の防護も必要ありませんが、燃焼にともなう排ガスを複数のフィルターで浄化してから屋外へ排出したり、測定器を設けて施設周辺の放射線量をモニタリングするなど、周辺環境へ影響を与えないよう細心の注意が払われていました。

「仁科記念サイクロトロンセンター」では、超小型サイクロトロンで製造したRIを同じ建物内にあるPET/CT装置に用いて、脳疾患や悪性腫瘍等の検査・診断や研究を行っています。検査には、人体に欠かせない炭素、窒素、水素といった元素のRIが用いられますが、半減期が炭素-11で20分、酸素-15でわずか2分と極めて短いため、検査施設の近くで製造することが肝心とのことでした。
また隣接する岩手医科大学の「超高磁場MRI研究施設」には、アリの腸管まで見えるという高性能MRIがあり、主に脳疾患の術前・術後評価等に活用されています。撮影画像は平面だけでなく、3Dでも確認できるため、頭のどの方向から進むと最小限のリスクで腫瘍に到達できるか、といった情報も事前に手術担当医に伝えることができるとのことでした。


(写真下)処理前廃棄物容器(50L)。医療用は塗装が緑色。

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