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放射能計算プログラムの開発(2013年)

「放射能計算プログラム」のご案内

先の福島事故の教訓を踏まえても、放射線に関する知識の普及は、当然やっていかなくてはならないことです。小学校からはじめ、中学校、高校とレベルに合わせて放射線について学習することが必要で、中学校では30年ぶりに学習指導要領に入り、平成24年度より完全実施されています。
しかし、現場で生徒たちに教える先生方は、放射線について何を使って、どのように教えたらよいか、模索している状況です。
そこで、この「放射能計算プログラム」は、子供たちの興味を引くゲーム感覚で、外部被ばくと内部被ばくから、放射線への理解を深めることができるよう工夫したものです。

放射能計算プログラム開発 重要なポイント

内部被ばくを学ぶ「それを何グラム食べたか」が非常に大事

食品の放射能は1キログラム当たり何ベクレルと表示されます。 しかし、それを1キログラム食べるでしょうか?
食品の多くは、放射性セシウムは検出されません。

外部被ばくを学ぶ「そこに何時間いたか」が非常に大事

測定器は、1時間当たり何マイクロシーベルトが表示されます。
しかし、私たちはその近くにどのくらいいるのでしょうか?

放射能計算プログラムの開発 カードを用いた計算プログラムの概要

内部被ばくを学ぶプログラム

(1) 所要時間:1時間

主食・副食・飲みもの選択タイプ (主食(4種類)、副食(14種類)、飲みもの(2種類)

(2) 所要時間:20分

セットメニュー選択タイプ メニューカード(16種類)


(1)の実施例

4人のグループの設定で、各自には手元にワークシートと電卓を用意します。テーブル中央には「主食カード、副食カード、飲みものカード」が置かれ、各自は「主食1枚、副食3枚、飲みもの1枚」を引きます。
引いたカードの食材を食べたと仮定し、カードに記載された放射性セシウム、放射性カリウムのベクレルを使って、一食分の放射能を計算していきます。

内部被ばくを学ぶプログラム

内部被ばくを学ぶプログラム

手元に用意するワークシート

手元に用意するワークシート

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